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ノルマを達成したいなら、ノルマを捨てること (4)

ノルマを達成したいなら、ノルマを捨てること (4)

~ノルマを捨てる理由:無意識(潜在意識)、脳の性質について(3)~

第一回

第二回

第三回

 

これまで、「ノルマを達成したいなら、ノルマを捨てること」と言う理由に関して、無意識の性質を2つ紹介してきました。それぞれ、

 ・『無意識は「ない」と言う状態を理解できない』

 ・『無意識は答えがでるまで考えを止めることをしない』

と言うコトの2つでした。

今回は最後の性質となるものをご説明していきます。

 

■無意識の性質その3. 「無意識には時間の概念がない」

 (+α 「脳の働きとして、意識の終点を現象化する」)

無意識には、時間の概念がありません。 普段、みなさんが「これは昔あったことだ」「未来にはあれがしたい」と言うような考えを生み出しているのは、すべて意識からです。

 

無意識はそれらの考えをすべて、ただの概念として受け取り、それに対して時間の過去未来を区別するコトがありません。

 

よく言われる、「PTSD(俗にいうトラウマ)」ですが、あれも本来は「過去に起きた、トラブル、心的な悪印象」が無意識下で過去現在の仕分けなく現在に引き起こされることからくるものと捉えられています。

 

それと同時に、脳の働きとしては、「意識の終点を現象化するように働く」と言う特徴があります。

 

これらを複合して考えると、総合的に言えば「今の瞬間の考えの積み重ね=常に考えているコトの最後の部分」が「今・現在」として無意識下、そして脳の働きが反映されると言うことになります。

 

 

補足的な追加になりますが、「人は現実の世界の中に存在する行為に伴う制限を受け入れたがらない」、と言う性質を持っています。

 

この、制限されたくないという思い、これが「ノルマを達成しないといけない」と言う考えの中で色々な制限をうみだしてしまいます。

 

そして、「ノルマを達成しないといけない」と言う、「制限的」な気持ち、重苦しい負のイメージ、これらが、無意識に刷り込まれると、常に今、未来、過去、関係なく、無意識の前線に出てきます。

 

そして以前述べたように「無意識は『ない』ものが理解できない」ので、「しないといけない」の答えとして新たな発想を無意識は生み出してくれません。

 

こうなるともう、力技、もしくはただがむしゃらに、ノルマをもぎ取ろうとする考えしかあなたの中には出てきません

 

さらに、脳の現象化の働きにより、「ノルマ」のコトを思い出す度に、陰鬱・憂鬱な思いばかりが前面にだされ、不思議と、それらが現象化されるように、あなたの脳が働き、あなたの行動としてそれが結果として生み出されることになります。

 

これらが、「ノルマを達成しないといけない」と言う、マイナスイメージ、ネガティブな考えにより生み出される、「決して最高な結果とは言えない結果」となって、あなたの現実として現象化される理由です。

 

では、どうすればよいか?

次回最終回はそこに触れていきます。

 

今回もお付き合い頂きまして、ありがとうございました。